こんにちは!四人家族のお母さん、主婦歴20年以上の私です。寒い冬にぴったりな献立を考えるとき、薬膳の考え方がとても役立ちます。
今日は、冬の養生と七草粥をテーマに、身体を優しく温める薬膳献立をご紹介します。
今回の献立は、消化を整える「七草粥」と、香辛料を使った「焼き小龍包」と「蒸し小籠包」、そして簡単な副菜を組み合わせました。中医学の視点で効能もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
【七草粥と薬膳で整える冬の身体】~寒さに負けないバランス献立~
今の24節気:「小寒」
1月初旬からは24節気の「小寒」。冬の寒さが本格化する時期で、「腎」を養いながら、冷えた身体を温める食材を摂ることが大切です。この時期に食べる七草粥は、胃腸を整え、冬の養生に最適。そこに薬膳食材を加えることで、より効果的に身体を整えましょう。
なぜこの献立がいいのか?なぜこの献立がいいのか?リンク
七草粥:疲れた胃腸を休め、消化吸収を助けます。さらに、ヨクイニンを加えることで利尿作用を高め、体内の余分な水分を排出します。
焼き小龍包・蒸し小籠包:クミンとフェンネルを使うことで、冷えた身体を温め、消化を助けます。焼きと蒸しで調理法を変え、楽しみ方を広げます。
山芋のバター焼き:山芋は消化を助け、滋養強壮作用があります。バターと合わせることで風味豊かに仕上げます。
にんじんと小松菜のあえもの:にんじんで気を補い、小松菜で鉄分とビタミンを補給します。
レシピや食材の効能
1. 七草粥(ヨクイニン入り)
材料(4人分)
米:1合
水:適量
春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ):適量
ヨクイニン(ハトムギ):大さじ1
作り方
1. 米を軽く洗い、鍋に水とともに入れて弱火で炊きます。
2. 七草をさっと茹でて刻みます。
3. ご飯が柔らかくなったら七草とヨクイニンを加え、ひと煮立ちさせて完成。
効能
七草:胃腸を整え、消化を助ける。
ヨクイニン:余分な水分を排出し、むくみを改善。
2. 焼き小龍包(クミン・フェンネル入り)
材料(4人分)
小龍包の皮:12枚
豚ひき肉:200g
クミン:小さじ1/2
フェンネル:小さじ1/2
生姜(すりおろし):小さじ1
ごま油:適量
作り方
1. 豚ひき肉にクミン、フェンネル、生姜を加えて混ぜます。
2. 小龍包の皮で包みます。
3. フライパンに油を熱し、焼き色をつけたら少量の水を加えて蒸し焼きに。
効能
クミン&フェンネル:体を温め、胃腸の働きを促進。
3. 蒸し小籠包(クミン・フェンネル入り)
※材料は焼き小龍包と同じ
作り方
1. 包んだ小籠包を蒸し器に並べ、蒸気が上がったら10分蒸します。
4. 山芋のバター焼き
材料(4人分)
山芋:200g
バター:大さじ1
醤油:少々
作り方
1. 山芋を輪切りにします。
2. フライパンでバターを熱し、山芋を焼きます。
3. 醤油をたらして仕上げます。
効能
山芋:滋養強壮、疲労回復、消化促進。
5. にんじんと小松菜のあえもの
材料(4人分)
にんじん:1本
小松菜:1束
醤油:小さじ2
すりごま:大さじ1
作り方
1. にんじんと小松菜を茹でて水気を切ります。
2. 醤油とすりごまで和えます。
効能
にんじん:気を補い、目の健康を保つ。
小松菜:鉄分補給と免疫力向上。
まとめ
この献立は、冬の冷えた身体を温め、胃腸を整えながら栄養バランスを考えた内容です。特に、七草粥にヨクイニンを加えることで薬膳効果が高まり、胃腸の調子を整えるのに最適です。焼きと蒸しの小龍包で家族みんなが楽しめる食卓に。日々の食事で無理なく薬膳を取り入れ、冬を元気に乗り切りましょう!
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次回も季節に合った薬膳献立をご紹介しますので、お楽しみに♪
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