こんにちは!今日は冬至にぴったりの薬膳献立をお届けします。冬至は一年で一番夜が長い日。身体をしっかり温めて、寒さに負けない体作りをすることが大切な時期です。
冬至にぴったり!薬膳効果満点の鶏手羽先と旬の食材を使った温かご飯献立
寒い冬にぴったりなレシピを、薬膳の観点からご紹介していきますね!
24節気の説明
冬至(12月21日頃)は、昼が一番短く、夜が一番長い日です。これからは日が少しずつ長くなっていきますが、この日は陰の力が最も強くなる時。寒さが厳しくなるため、身体を温める食事が大切です。この時期に食べると良い食材は、根菜類や、温かい料理、発汗を促す食材などが挙げられます。
72候の説明:
冬至の後、72候は「雪下出麦(ゆきわたりてむぎいでる)」という頃で、雪が降り始め、麦の芽が出てくる時期です。この頃は自然界がじっとしている時期でもあり、体調を整えるために休息や温かい食事が必要です。身体の「陽」を補う食材や、免疫力を高める食材が重要になります。
今回の献立:
- 鶏手羽先のオーブン塩焼き(パプリカ・フェンネル・クミン)
- さつまいもオーブン焼き
- 大根と小松菜の煮物
- キムチ
- 白菜の味噌汁
- 栗ご飯
1. 鶏手羽先のオーブン塩焼き(パプリカ・フェンネル・クミン)
鶏肉は「温」と「甘」による効能があり、身体を温めて免疫力を高めます。パプリカとフェンネルは、どちらも消化を助け、身体にエネルギーを与える食材です。クミンは消化促進、免疫力向上にも効果が期待できるスパイスです。オーブンで焼くことで、素材の旨味が引き立ち、簡単に美味しく作れます!
さつまいもは「甘・温」性で、腸を温め、免疫力をサポートします。冬の寒さにはピッタリの食材です。オーブンで焼くことで甘みが引き立ち、おやつ感覚でも楽しめます。
材料:
- 鶏手羽先 6本
- パプリカ パウダー小さじ1
- フェンネル パウダー小さじ1
- クミン 小さじ1
- さつまいも 1本
- 塩 小さじ1
- 黒こしょう 少々
- オリーブオイル 大さじ1
作り方:
- 鶏手羽先に塩、黒こしょう、パプリカ・フェンネル・クミンをまぶし、オリーブオイルで軽くコーティングする。
- さつまいもを鶏手羽先の周りに散らし、180℃のオーブンで30分焼く。
- 焼き上がったら、少し冷ましてから盛り付ける。
3. 大根と小松菜の煮物
大根は「寒性」の食材で、体内の余分な熱を冷ます役割を果たします。小松菜は「温」性で、腎機能を助け、免疫力を高める作用があります。両者を組み合わせることで、冬にぴったりなバランスの取れた一品になります。
材料:
- 大根 1/2本
- 小松菜 1束
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- だし 500ml
作り方:
- 大根を薄切りにし、小松菜は3cm幅に切る。
- 鍋にだしを入れ、大根を煮る。
- 大根が柔らかくなったら、小松菜を加え、醤油とみりんで味付けし、さらに煮込む。
4. キムチ
発酵食品は腸内環境を整えるため、免疫力向上に役立ちます。寒い季節にぴったりな発酵食として、キムチを加えることで身体を内側から温め、消化促進にもつながります。
5. 白菜の味噌汁
白菜は「寒性」ですが、味噌の「温性」がバランスを取ります。白菜の豊富なビタミンCと味噌の発酵食品としての力が相まって、身体の調子を整えてくれます。
材料:
- 白菜 1/4株
- 味噌 大さじ2
- だし 500ml
作り方:
- 白菜を適当な大きさに切り、だしで煮る。
- 白菜が柔らかくなったら味噌を溶かし入れ、ひと煮立ちさせる。
6. 栗ご飯
栗は「甘・温」性で、秋冬にぴったりの食材。エネルギー補給に優れ、体力を高める作用があります。栗ご飯は、寒い時期にぴったりの、心温まる一品です。
材料:
- 米 2合
- 栗(むき栗) 100g
- 塩 小さじ1
- だし 400ml
作り方:
- 米を洗い、30分水に浸ける。
- 栗を加え、だしを注いで炊飯する。
まとめ
冬至にぴったりな薬膳献立は、体を温め、免疫力を高める食材を取り入れたバランスの良いメニューです。鶏手羽先のオーブン焼きやさつまいも、大根と小松菜の煮物など、旬の食材を活かしたレシピで、寒さに負けない身体を作りましょう!薬膳初心者の方も、手軽に作れるレシピばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。
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